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●11/07/25●

日馬富士の予想外の優勝で、大相撲「ガチンコ」名古屋場所終了

 大相撲史上初の「ガチンコ」本場所が終了した。優勝はなんと、大関・日馬富士。横綱・白鵬の8連覇はならず、通算最多勝利を達成した大関・魁皇は引退した。では、どんな場所だったか? 以下3つの点で総括した。


1)千秋楽にやっと「満員御礼」

 最初から最後まで一般ファンはそっぽを向いたままだった。半年ぶりの通常開催とあって、期待は高かかったが、一般の話題は「なでしこジャパン」。魁皇の通算最多勝利記録、白鵬の前人未到8連覇への挑戦、琴奨菊の大関挑戦など話題は盛りだくさんだったのに、「満員御礼」の垂れ幕が下りたのは、千秋楽のみという結果に終わった。

 1958年に始まった名古屋場所だが、満員が1回しかないのは初めてで、過去最低の2回(1969年)を42年ぶりに更新してしまった。約8000人収容 の会場は平日は半分ほどしか埋まらず、15日間通じた 観客数も7万8000人と、野球賭博で大量の謹慎休場が出た昨年と比べても約1万7000人減った。

 15日間の懸賞総数は昨年の242本から542本に倍増したが、盛況時(2007〜2009年は900本超)の6割程度。八百長問題で前売り開始が例年より約3週間遅れたのも響いた。


2)誰もが予想できなかった日馬富士の優勝

 大関取りがかかった関脇・琴奨菊に、横綱・白鵬が星を与える(以降の見返りを考えると大きい)ことはあっても、8連覇をかけた一番で大関・日馬富士に敗れるとは、誰もが予想できなかった。とくに玄人ファンは目を疑った。

 「あの一番はこれまで注射に慣れた目で見ると考えられない一番。あのショックで白鵬は千秋楽の把瑠都戦でも敗れた。琴奨菊、日馬富士、把瑠都戦と3つも星をバーゲンセールした意味は大きく、これで、来場所はガチンコがさらに活発化するでしょうね。八百長がなければ相撲とは言えないが、一度でいいから完全ガチンコの総力戦があってもいい。そう思うと、今場所の結果は恐ろしい」

……と、ベテラン相撲記者。

 今場所は、14日目の23日、全勝の大関・日馬富士が1敗の横綱・白鵬を寄り切って14連勝とし、千秋楽を待たずに優勝を決めたが、千秋楽に敗れて全勝優勝は逃した。日馬富士の優勝は2009年夏場所以来、12場所ぶり2回目。来場所は横綱取りの場所となる。白鵬は史上初の8連覇を逃した。

 一方、大関取りがかかった関脇・琴奨菊は、白鵬に勝ったにもかかわらず、若の里のようなベテラン平幕に敗れ4敗を喫して昇進見送り。逆に関脇で2場所連続で2ケタ勝利を挙げた鶴竜が来場所は大関取りとなった。8連覇を逃した白鵬は、千秋楽、過去1度しか敗れていなかった把瑠都に土俵下まで飛ばされる屈辱的な黒星。前日、優勝の可能性が消えたことで「気が抜けた。やっぱり心だね」と振り返った。連敗も、1場所3敗も2010年初場所以来、1年半ぶりとなった。


3)相撲ファンと玄人筋の反応「来場所が楽しみ」

 千秋楽の取組の終了後、向正面の升席から「場所再開ありがとう」という横断幕が掲げられた。千秋楽だけを見に、わざわざ東京から来たという長年の相撲ファン・立石徹さん(62)は、「やはりガチンコは違った。白鵬の8連覇は場所前から決まりだと思っていたのに、そうはならなかった。特に今日はガチンコらしい相撲、たとえば日馬富士と稀勢の里、白鵬と把瑠都など、見応えがあったね」と語った。

 では、玄人筋の反応はどうか?

 名古屋のあるタニマチは、「ガチンコになったために、力士がみな力をセーブするようになった。これは仕方ないね。ただ、ここ一番では本気でやっている。だから、今場所期待された記録は、いちばん簡単な魁皇の史上最多勝以外は達成されなかった。白鵬が3敗もして、そこまで強くないといのがバレたので、来場所は日馬富士に続いて把瑠都やも優勝を狙ってくるだろう」と締めくくった。 ガチンコは、涼しくなった秋場所に本格化しそうだ。

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