●11/09/12●
八百長問題のツケは大きかった！ 大相撲秋場所初日は歴史的不入り！
9月11日から、大相撲秋場所が始まった。八百長問題が発覚した後、初めて国技館で開催される本場所である。その意味で、相撲ファンとしては待ち望んだ東京での本場所だが、なんと、記録的な不入りとなった。
日本相撲協会は、この日、入場券が3709枚売れ残ったと発表。前日、前売券の売れ残りが過去ワーストとリリースされていたが、当日券も伸び悩んで、客席は空きが目立った。東京場所の初日の残券数としては、2005年秋場所の2896枚を大きく上回り、1985年1月に現在の国技館が開業して以来、なんと最多のワースト記録となった。
1月の初場所(両国)後に八百長問題が発覚し、3月の春場所(大阪)は中止。5月の夏場所(両国)は入場無料の技量審査場所として開催。先の7月の名古屋場所より、通常開催に戻ったが、その間、ファン離れがどんどん進んだのだろう。やはり八百長のダメージは大きかったと言うしかない。
この事態に放駒理事長(元大関・魁傑)は、「残念だが、いい相撲が多ければお客さんもまた来てくれるだろう」と語ったが、もはやい「いい相撲」だけではファンは戻ってはこないだろう。やはり、注射とガチンコが混在してこそが大相撲で、それが一掃されてしまった土俵は、面白みがない。
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