●11/02/22●
「懲罰に差」をつける対応策を! 手詰まりになった調査委
特別調査委員会は22日、東京・両国国技館で開かれた日本相撲協会理事会に、八百長に関与した力士らの処分を決める際、調査に協力的だったかどうかで差を付ける案を提示した。今後の調査で情報を取りやすくするのが狙い。
理事会では、調査委が処分内容に踏み込んで提言することを認めた。しかし、放駒理事長はこの日の記者会見で「処分を決めるのはあくまでも理事会」として、この案を採用するかは不明。
相撲協会の「故意による無気力相撲懲罰規定」による懲罰にはけん責、給与減額、出場停止、引退勧告、除名 がある。
懲罰規定を弾力的に適用する案について伊藤座長は「情報が全然なく、多方面から取らなければならない状況に追い込まれている。一つの選択肢として考えた」と説明した。