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●11/04/06●

やはり退職金に完全降伏!「追放」22人が引退届を提出

 日本相撲協会は4月5日、八百長に関与したとして引退勧告などの処分を科した力士ら23人のうち22人が、同日までに引退・退職届を出したと発表した。相撲協会は引退・退職を勧告した20人に対し、届け出期限を5日に設定したうえ、従わなければ解雇して退職金を支給しない方針を示していた。

 当初、多くの力士たちは、八百長への関与を認めず、調査手法に関しても不満をぶちまけていた。なかには「訴訟も辞さない」と言った力士もいたが、ふたを開けてみれば、最後は「完全降伏」のかたちとなった。この完全降伏には、八百長の白黒より、やはり最低でも数百万円もらえる退職金の存在が大きかったようだ。

 今回の処分に応じなかったのは、ただ一人、谷川親方(元小結海鵬)だけ。谷川親方は、「退職届を出すことは(関与を)認めたことになる」と語り、記者会見を開いて、涙で潔白を訴えた。

 メール発覚当初から関与を認め、事実上の「追放」を意味する2年間の出場(出勤)停止とされた竹縄親方(元幕内春日錦)と十両の千代白鵬、幕下の恵那司も引退・退職届を出した。これで、2月に公表された力士の序列(地位)で幕内から6人、十両から9人が消えることになった。

 今回引退届を出した力士らの大半は2日に、都内の料理店に結集。処分への不満から、強硬姿勢を示した決起集会を開いていた。しかし、その翌日の3日、親方衆が処分軽減などを訴えた評議会で、処分が覆ることがないと知ると、風向きが変わった。なによりも、後ろ盾となるはずだった親方らが、「これ以上もめても仕方がない。ここは、相撲協会のために飲んでくれ」と説得したことが効いたようだ。

 引退届を提出した霧の若は、「出さないと師匠に新たな処分が下るというから……」と、その辺の複雑な心境を語った。また、師匠に連れられ、引退届を提出した境沢(尾上)は「全親方が力士のことを大事に考えてくれれば、力士は応える。そうなれば協会は一丸になれる」と涙ながら に訴えた。

 前夜まで迷っていた白馬(陸奥)は「辞めることで日本の文化である相撲が良くなるのなら、犠牲になっても構わない」と引退を決断した理由を語った。

 ただ、退職勧告に従わなかった谷川親方には、師匠の八角親方(元横綱北勝海)が「俺のことは気にしなくてもいい」と話したという。

  相撲協会が引退届の提出期限を処分決定からほとんど間を置かない5日に設定したのは、夏場所開催をにらんでのこと。さらに、トカゲの尻尾切りと批判されようと、八百長問題に早く一定の区切りをつけないと、世間の批判を交わせないと踏んだからと思われる。

 放駒理事長(元大関魁傑)は「重い決断だったろうけど、よく受け入れてくれた」と語った。

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