●11/07/19●
ついに魁皇が引退。誰も人情相撲を取ってくれず、体もボロボロ!
大関魁皇(38、本名・古賀博之)がついに引退を表明した。10日目を終わって7敗では仕方ないこと。この日、名古屋市内の部屋宿舎で師匠の友綱親方(元関脇魁輝)と相談して決めた。同親方は「よくやってくれた。覚悟はしていた」と述べた。
魁皇は今場所5日目に千代の富士を抜き史上最多となる通算1046勝をマークしたが、腰痛などの影響で、まったく精彩を欠いていた。つまり、3勝するのがやっとで、体はボロボロ。注射場所なら、すぐにでも記録を達成して、引退を地元の九州場所まで引き延ばせたが、ガチンコ場所とあって誰も人情相撲を取ってくれなかった。
今回記録した魁皇の記録が、大記録というのはバカバカしいが、少なくとも千代の富士より注射は少なかったことだけは確かだ。それより、38歳の大関は戦後では最年長、大関在位は歴代最多に並ぶ65場所ということのほうが、記録的には価値がある。
なぜなら、この記録は相撲に八百長システムがなければ達成できなかったからだ。その意味では、歴史的な大関である。
魁皇は 1988年春場所初土俵。1993年夏場所新入幕。2000年名古屋場所後、大関に昇進。怪力が武器で、ガチンコなら、左四つに組むと無類の強さを発揮した。優勝5回は横綱になれなかった力士では最も多い。ということは、注射が少なかったことの証明でもある。通算1047勝のほか、幕内在位107場所、幕内出場1444回、幕内879勝も歴代最多記録を更新した。
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