●11/04/07●
大相撲新生委が「八百長防止策」に2項目を追加
八百長の防止策を検討するための相撲新生委員会が4月7日、東京・両国国技館で開かれ、防止案8項目を日本相撲協会に提言することで合意した。
これまで検討されてきた防止策は以下の6項目。
(1)監察体制強化
(2)支度部屋の秩序維 持
(3)ホットライン設置
(4)処罰の強化
(5)親方研修
(6)力士研修
この6項目に、さらに、(7)公傷制度導入、(8)敢闘精神あふれる相撲への奨励策、の2つを加えることになった。
公傷制度について、島村委員長は「公傷認定を厳正に行う仕組みを考えて下さい、ということ」と説明。この制度は1972年から始まったが、2002年の名古屋場所では、なんと関取16人が休場していまい、場所そのものが成り立たないと、2003年に廃止された。しかし、こうした救済措置がないと、力士たちは、怪我や負傷を恐れて八百長をしかねないという危惧あるため、復活させることになったようだ。
また、奨励策について、村山座長は「ファンによる、マークシートでの評価を反映されるのか、どういうかたちがいいか、具体的に理事会で考えてもらう。選定委員会をつくってもいい」と話した。これで、相撲は採点表をもとにした八百長監視体制の下で行われることになるが、そんな相撲が本当に面白いだろうか?