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Opinion - 10

体質はなにも変わらず名古屋場所開催! 一日も早い「注射」「互助会」復活を望む!

 本当にこれでいいのか? この4カ月間はなんだったのか? 結局、体質はなにも変わらないまま、大相撲は正常開催される運びになった。

 日本相撲協会は5月26日、両国国技館で定例理事会を行い、大方の予想通り、名古屋場所(7月10日初日予定・愛知県体育館)を正常開催することで一致した。八百長問題を調査した特別調査委員会の最終報告書には、過去の八百長が「皆無であったと認定しているものではない」とあるが、これは調査が甘かったことの単なる言い訳。放駒理事長(元大関魁傑)ら執行部は、「正常開催の障害にはならない」と判断。近日中に所管官庁の文部科学省に報告をし、承認を得た後に名古屋場所の正常開催を正式に決める。文科省側も、これを認める(関係者)というので、大相撲は名古屋場所から元に戻る。

 今回の八百長問題の調査だが、結果的に「八百長電話」で明るみなったことを追認しただけ。実際には、ほぼなにもできず、過去の八百長の有無などはまったく調査できなかった。もっとも、それをしたら相撲自体が組織ごと壊れてしまうので、このような着地は予想されたが、それにしても何も変わらなかった。八百長相撲として認定されたうち最も古い2009年初場所の取組以前について、調査委は「八百長が皆無だったとは認定していない」と言う苦しい言い訳をしたに過ぎない。また、「処分された力士が考案して始めたものではない」ともしているので、じつは、過去の八百長の存在を完全には否定していない。

 ということは、公式的には、こういう解釈になる。携帯電話で発覚したもの以外、現在、過去に八百長が「ある」とは証明できなかった。それで、「八百長が「ない」と見なして、正常開催への障害はなくなった。こういうことである。これで理屈が通っているかどうかは、周囲が判断するしかない。もともと、茶番なので、判断など無意味だが。要するに、今回の八百長問題は、どのようなプロセスで再開まで持っていくかが問題であって、八百長調査や組織改革などは問題ではなかったのである。

 ただし、再開に最後に必要なのが文科省のお墨付きとなるが、村山弘義副理事長(元東京高検検事長)は「許可なんか必要ないけど、報告した方がいいだろうなと思う」と、あいまいに表現。暗に、すでにシナリオはできあがっていることを示した。過去に大相撲新生委員会の島村宜伸委員長や、横綱審議委員会の大島寅夫委員が、正常開催に文科省が待ったをかけているという内容の発言をしていたが、これも、そのように見せかけるシナリオだったのかもしれない。村山副理事長は「名古屋場所の開催が近づいているので、できるだけ早い期間に」と近日中に文科省を訪問する意向を示した。

 なんと、この日は7月の名古屋場所開催が決まっていないにもかかわらず、2013年の本場所日程が公表された。結局、今回の大騒動は、「支度部屋に携帯電話を持ち込ませない」が変わっただけで、終わった。なことなら、初めから騒ぐな! この4カ月の経済的ロスははかりしれない。ファンも相撲協会も、失ったものは多い。

 「次の名古屋は楽しみだが、その後、相撲がどうなるか。このままガチンコだけでは持つわけがないから、いずれまた、矛盾が噴き出す。ただ、これからは本当に相撲がつまらなくなるかも」と、長年のファンは嘆く。いったいいつ、ガチンコと注射が入り混じった熱気あふれる大相撲が帰ってくるのだろうか? 一日も早い、「相撲はスポーツでない」認定と、「幕内互助会」の復活を望みたい。

(2011年5月27日記)

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