●11/04/11●
「調査は一区切り」と。伊藤座長。調査委もこれで解散?
4月11日、特別調査委員会は、蒼国来と星風の2人の八百長関与認定を終えた臨時理事会後に記者会見し、八百長問題の調査が一区切りしたとの認識を示した。伊藤滋座長は「くたびれたよ」と記者団に苦笑いを浮かべた。
現在、携帯電話3台のメール解析を専門業者に依頼しているが「もう携帯以外にはない」と話し、調査対象者はいないとしている。
携帯の解析結果がそろうのは5月になる見込み。調査委では解析の結果を待って最終報告をするが、伊藤座長は「携帯から何も出ず、理事長への報告だけで済めば調査委は即日解散する」と述べた。
ここまでの一連の経過を見てきたが、この会見には唖然である。結局、調査委員会はかたちだけで、なにもしなかったのと同じだ。それは、伊藤滋座長は「くたびれたよ」の一言が表している。これで、今後八百長問題の調査は一切ないことになったが、本当に、それでいいのだろうか?
放駒理事長(元大関魁傑)は「新たに2人が処分を受けたことは大変遺憾で、申し訳ないと思う。(引退届提出は)2日もあれば考えられると思う。(技量審査場所の実施は)今のところ方向を変える気はない」と話した。