●11/04/13●
蒼国来、引退届の提出拒否！ 訴訟を準備。星風も！
4月12日、日本相撲協会の理事会で引退勧告を受けた中国出身の幕内力士・蒼国来（27、荒汐部屋）は、引退届を提出しない意向を表明した。この結果、提出期限の13日までに届を出さない場合は、14日の理事会で解雇されることになる。解雇されれば、元谷川親方（元小結海鵬）に次いで2人目となる。
蒼国来は12日に、報道陣に「納得していない。引退届は出さない」と明言した通り、その意思は固いという。荒汐部屋関係者によれば「（13日も）引退届は出さない。（訴訟への）意思は固い。（理事会で解雇になったあと） 会見する予定です」とのこと。引退勧告に従えば、協会から約530万円の退職金が支給されるが、処分を不服として法廷闘争も辞さないという。
13日の朝日新聞記事によると、蒼国来は記者のインタビューに応じ、次のように語っている。
- 調査委から計4回聴取を受け、2回めの聴取で「あなたはクロだ」と言われた。3回目の聴取で具体的な取組を挙げて「やったのか、やっていないのか」と5、6回どなられた。
- 春日錦は「都内のジムで知り合い、蒼国来から『八百長仲間に入れてくれ』と言われた」と話しているそうだ。でも、顔を知っているが、言葉を交わしたことはない。
蒼国来の処分がいったん保留になったのは、「恵那司の代理人が蒼国来の名前は供述していない」と、調査委に指摘したから。
- 私の代理人によると、恵那司は供述調書に（内容を認める）サインをしていない。
- やっていないものは、やっていないと証明したい。名誉を守り、事実をはっきりさせるため、最後まで戦う覚悟だ。
なお、蒼国来と同じく引退勧告を受けたモンゴル出身の十両星風（27、尾車部屋）も、引退届を提出期限までに出さない意向だ。当初、師匠の尾車親方（元大関琴風）は「家族もいることだし、（訴訟は）考えていないと思う」と話していたが、13日「昨日、話したが本人の気持ちは固い。出さないと思います」と記者に説明した。
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