●11/04/20●
講談社が北の湖元理事長ら5人を告訴 詐欺容疑で
2011年4月19日、講談社は、大相撲の八百長疑惑を報じた『週刊現代』の記事をめぐる訴訟で、八百長を否定する虚偽の主張により賠償金をだまし取られたとして、日本相撲協会の北の湖元理事長ら5人に対する告訴状を警視庁に提出した。告訴の容疑は、当然ながら「詐欺」。要するに、北の湖元理事長らは、法廷で「八百長はない」と虚偽の供述をして、詐欺行為を働いたというのだ。
告訴されたほかの4人は前竹縄親方(元幕内春日錦)と元十両豊桜、同安壮富士、元幕下十文字。
講談社側は告訴状で、元竹縄親方ら4人は八百長行為を否定する陳述書を提出するなどして1人当たり22万円を詐取し、北の湖元理事長は八百長行為を放置しながら訴訟を起こし、賠償金660万円をだまし取ったなどとしている。
この告訴に対して、北の湖元理事長らがどうするのかは不明だが、裁判になった場合、また同じ供述をするのは、かなり苦しいだろう。