Topics - 18
横綱らが避難所訪問ちゃんこ炊き出しで激励。今後は被災地〈慰問巡業〉も!
4月11日、横綱白鵬らが、避難所となっている千葉県旭市飯岡の市立飯岡小学校を訪れ、子供たちと相撲を取ったり、ちゃんこ鍋の炊き出しをしたりして喜ばせた。この日、参加した力士は白鵬や魁皇、把瑠都、琴欧洲、日馬富士の4大関ら幕内力士9人。ほとんどが注射力士だが、八百長問題に関しては番付下位力士に限定した一応の処分が確定したので、この日の、被災者慰問となった。
力士たちはまず、被災者らと一緒に相撲健康体操で体をほぐした。この後、白鵬と子供たちの対戦に笑いと歓声がわき起こり、ちゃんこ鍋とご飯が振る舞われた。また、地震が起きた午後2時46分には、サイレンが鳴らされ、犠牲者に黙とうが捧げられた。
この日まで、日本相撲協会は、八百長問題の波紋を意識して、被災地訪問などを自粛してきた。しかし、今後はこの自粛を解き、被災地の〈慰問巡業〉などを計画していることを明らかにした。
5月の技量審査場所後に上位力士30人が岩手、宮城、福島の東北3県の各避難所を回り、ちびっ子相撲や横綱土俵入りなどを行うという。不知火親方(元関脇青葉城)は「現地で何カ所か回り、元気づけたい。一番喜ばれる方法を考えたい」と話した。
(4月12日記)