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Topics - 24

14日目を終わって、なんと7勝7敗力士が10人。どうなる千秋楽?

 大相撲技量審査場所14日目が終わったが、なんと幕内で、7勝7敗力士が10人も出現してしまった。その顔ぶれは、上位から、稀勢の里、隠岐の海、豪風、豊響、安美錦、若の里、時天空、臥牙丸、雅山、木村山となっている。

 ただ、今場所は八百長引退力士が大量に出たので、幕尻で7勝8敗なら、十両に落ちることは考えにくい。その点で、17枚目の木村山、16枚目の雅山、14枚目の臥牙丸は、千秋楽で負け越しても問題はない。つまり、ガチンコ無気力相撲が続くだけか。

 なお、千秋楽の7勝7敗同士の一番は、以下の2番。

  • 時天空―豊響
  • 稀勢の里―豪風

 このうち、時天空―豊響戦は、両者とも番付からいってどうでもいい一戦。ケガをしないように、ふんわり立ち合いの押し相撲決着が予想される。問題は、関脇陥落がかかる稀勢の里だが、相手の豪風は4枚目だけに勝つ必要はない。おそらく、まともにぶつかって勝手にこける一番になりそうだ。

 こうして見ると、6勝8敗の高見盛(15枚目)、5勝9敗の栃乃洋(14枚目)の2番のみが、十両陥落がかった相撲なので、千秋楽最大の見せどころか。いずれにしても、すでに白鵬の優勝は決まったようなもの。ガチンコなのに盛り上がらないまま、技能審査場所は終わろうとしている。

 かくして、八百長があった場所のほうが、面白かったと言えまいか?

(2011年5月21日記)

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